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憲法 統治 (H2-24改題) 


日本国憲法における次の記述のうち、A欄に内閣に関連する事項が、B欄に内閣総理大臣に関連する事項がそれぞれ正しく記述されている組合せを答えよ。


(A欄)              

ア国会に対する連帯責任

イ行政各部の指揮監督

ウ予算の作成

エ法律の誠実な執行と国務の総理

オ批准書の認証


(B欄)

カ参議院の緊急集会の請求

キ官吏に関する事務の掌理

ク国会の召集

ケ議案の国会への提出

コ外務大臣の訴追の同意


1 アとカ 2 イとキ 3 ウとク 4 エとケ 5 オとコ 



解答 4


条文をしっかり押さえていれば、簡単な問題でしょう。


(肢1)

A欄 ア国会に対する連帯責任(内閣)   

B欄 カ参議院の緊急集会の請求(内閣)

両方とも内閣に関連する事項です。

内閣は、国会に対する連帯責任を負っています(66条3項)。議院内閣制の本質的な規定です。

参議院の緊急集会の請求は、内閣がします(54条2項)。 よって、誤りです。

(肢2)

A欄 イ行政各部の指揮監督(内閣総理大臣)

B欄 キ官吏に関する事務の掌理(内閣)

行政各部の指揮監督(72条)は、内閣総理大臣の権能です。

この行政各部の指揮監督権の範囲については、内閣の明示の意思に反しない限り、行政各部に対し、随時その所掌事務について一定の方向で処理するよう指導、助言等の指示を与える権限を有するものとされています(ロッキード事件判決)。

官吏に関する事務の掌理は、内閣の権能です(73条4号)。よって、誤りです。

(肢3)

A欄 ウ予算の作成(内閣)       

B欄 ク国会の召集(天皇)

予算の作成は、内閣の権能です(73条5号)。このことは、86条にも規定されています。国会の召集は、天皇の国事行為です(7条2号)。よって、誤りです。

(肢4)

A欄 エ法律の誠実な執行と国務の総理(内閣)

B欄 ケ議案の国会への提出(内閣総理大臣)

法律の誠実な執行と国務の総理(73条1号)は内閣の権能です。

国会の制定した法律を誠実に執行することは、内閣の主要な任務であり、法治主義の基本的要請です。

仮に内閣の賛成しない法律であっても法律の執行を拒否することはできないのです。

議案の国会への提出(72条)は内閣総理大臣の権能です。よって、正しいです。

(肢5)

A欄 オ批准書の認証(天皇)          

B欄 コ外務大臣の訴追の同意(内閣総理大臣)

批准書の認証は、天皇の国事行為です(7条8号)。

外務大臣の訴追の同意は、内閣総理大臣の権能です(75条)。よって、誤りです。以上より、正解は4です。




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