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憲法 統治 (H14-3) 


「国民代表」についての次の記述のうち、他の選択肢とは異なる考え方に基づくものはどれか。


1  参議院については、全国を一選挙区として選挙させ、特別の職能的知識経験を有する者の選出を容易にすることによって、職能代表的に運営すべきである。

2  衆議院については、都道府県を一選挙区として選挙させ、都道府県住民の意思を集約的に反映させることで、地域代表の色彩を加えるべきである。

3  代表とは、社会構造の複雑・多様化にともなって社会の中に多元的に存在するさまざまな利害の分布を、そのまま国会に反映することだと解すべきである。

4  両議院の議員は、自分の応援してくれる特定の階級、党派、地域住民など一部の国民を代表するのではなく、あくまで全国民を代表するものと解すべきである。

5  特に衆議院の議員定数については、地域振興の観点から過疎地域に多めに定数を配布することによって、社会的弱者の代表を実現すべきである。



解答 4


出題形式は、一肢選択問題です。

内容面として、過去問集などでは、肢4が政治的代表、それ以外が社会学的代表という分類で解説されているものもあると思いますが、そのように押さえてもかまいません。

ただ、これは「異なる考え方」を問うている問題なので、方向性で解いたほうが早いです。

例えば、肢2の「都道府県住民の意思を集約的に反映」という部分から民意の反映についての記述だとわかります。

また、肢3の「さまざまな利害の分布を、そのまま国会に反映」という部分から民意の反映についての記述だとわかります。

 これで肢2と3は同じ方向ですから、正解肢とはなりえません。

 そして、肢4の「あくまで全国民を代表する」という部分から民意の統合についての記述だとわかります。

これで、肢4が正解肢だとわかりますね。

このように、肢1と5がよくわからない状態でも方向性で正解を導ける点が解法テクニックとして重要ですので参考にしてみてください。

ちなみに、肢1の「職能代表的」という部分から民意の反映についての記述だとわかります。

職能代表とは、職業別団体から代表を選出して議会に送る代議制度をいいます。

ですから一部の職業の意思を反映させるという意味となります。

また、肢5の「社会的弱者の代表」という部分から民意の反映についての記述だとわかります。




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